解体工事の流れと手続きを解説!初めてでも迷わない準備から完了までの完全ガイド
2026年09月24日
「建物の解体工事って、何から始めればいいのか分からない……」とお悩みではありませんか?
解体工事は一生で何度も経験するものではないため、手順や必要な手続きに不安を感じるのは当然です。
特に近年は、アスベストの事前調査義務化といった最新ルールへの対応も求められます。
しかし、「全体の流れ」と「自分がやること」さえ把握しておけば、トラブルなくスムーズに進めることができます。
本記事では、見積もり準備から着工、工事完了後の手続きまでを分かりやすく解説します。
解体工事完了までの期間目安
解体工事を検討し始めてから各種手続きまで完了するには、目安として1ヶ月半〜3ヶ月程度を見ておくと安心です。
問い合わせ〜契約・事前手続き:
約3週間〜1ヶ月
実際の施工期間:
約1週間〜2週間(※木造戸建て約30坪の場合)
工事完了後の登記手続き:
建物滅失登記を解体後1ヶ月以内に申請
天候や、道路状況、地中埋設物の発見などによって工期が延びる可能性があります。
建て替えや土地売却の予定が決まっている場合は、ゆとりを持って着工希望日の2〜3ヶ月前から準備を始めましょう。
【事前準備】解体工事の着工までの流れと手続き
①現地調査と見積もり依頼
まずは解体業者へ現地調査を依頼し、見積もりを取得します。
「敷地状況」「前面道路の幅」「隣家との距離」などを確認するため、施主も立ち会い、処分する残置物や残したい庭木・ブロック塀などを伝えましょう。
また、見積もりは必ず2〜3社から相見積もりを取るのが鉄則です。
金額の妥当性だけでなく、工事内容や追加費用の条件、担当者の対応も確認してください。
岐阜県瑞穂市を中心に解体事業を行う解体撤去の星では、前工事費用・解体工事費用・後処理の総額を明確にしてお見積りをお出ししております。
解体にかかる料金について不安がある方は、「解体にかかる料金の目安」ページをご参考ください。
②解体業者の選定と契約
依頼する解体業者を選定したら、工事請負契約を結びます。
契約を結ぶ際は、口頭約束ではなく必ず書面で契約書を交わすことが大切です。
特に以下の項目を重点的にチェックしましょう。
- 工事の開始日と完了予定日
- 解体する範囲
- 追加費用が発生する条件
- 損害賠償保険への加入状況
③必要な手続き
着工前には、法令に基づく届出やインフラの停止などの手続きが必要です。
【施主】
建設リサイクル法の届出(着工7日前まで)
床面積の合計が80㎡(約24坪)以上の解体工事を行う場合は、建設リサイクル法に基づく届出が必要です。
届出は解体業者へ代理提出を依頼することもできます。
ライフラインの停止手続き(着工1週間前まで)
電気、ガス、電話・インターネット回線などの停止・撤去を手配します。
水道は工事中の粉じん飛散防止に使用するため、解体業者と相談のうえ契約を残しておきましょう。
【業者】
道路使用許可の申請
重機やトラックを道路上に配置して作業する場合は、管轄の警察署へ道路使用許可を申請します。
現場の状況によっては道路占用許可などが必要になる場合もあります。
アスベスト(石綿)の事前調査
建築物の解体前には、原則としてアスベスト(石綿)の事前調査が必要です。
解体部分の床面積が80㎡以上の場合は、石綿の使用の有無にかかわらず事前調査結果を行政へ報告する必要があります。
④近隣住民へのあいさつ回り
解体工事では、騒音・振動・粉じんが発生するため、近隣住民とのトラブルを未然に防ぐ配慮が欠かせません。
工事が始まる1週間〜10日前までに、解体業者の担当者と一緒に挨拶回りをしましょう。
「工事期間」「作業時間帯」「休工日」「施工会社と現場責任者の連絡先」を記載した挨拶状と、タオルや洗剤などの手土産を持参すると、より誠意が伝わります。
【施工期間】解体工事の具体的な手順
足場組み立て・養生シートの設置
近隣への安全確保と、騒音・粉じんの飛散を最小限に抑えるため、建物の周りに単管足場を組み、防音・防塵用の養生シートで建物全体を覆います。
内装解体・残置物の撤去
建物本体を解体する前に、内装材などを手作業で撤去します。
建設リサイクル法の対象工事では、コンクリートや木材などの特定建設資材を分別して解体する必要があります。
事前に依頼していた建物内部の残置物も、この段階で搬出・処分されます。
建物本体の解体と地中埋設物の確認
内装撤去が完了したら、重機を搬入して建物本体を解体します。
建物撤去後は、地中に古い基礎や井戸、浄化槽、コンクリートガラなどが残っていないか確認します。
万が一、予想外の埋設物が見つかった場合は、施主へ状況報告と追加見積もりの確認が入ります。

整地と現地周辺の清掃
基礎や瓦礫の撤去が終わったら、重機を使って土地を平らにならして整地をします。
最後に、重機の搬出や現場周辺の道路清掃を行い、近隣にゴミや汚れを残さない状態で施工完了となります。
【工事完了後】忘れてはいけない手続き
現地での完了立ち会いと最終確認
工事が終わったら、解体業者立ち会いのもと現場を確認します。
- 依頼した範囲が撤去されているか
- 地中にゴミや瓦礫が残っていないか
- きれいに整地されているか
- 隣家や道路を破損していないか
これらをしっかりチェックし、問題がなければ工事完了の確認書にサインを行い、費用の清算へ進みます。
実際の解体工事がどのように進むのか気になる方は、解体撤去の星の施工事例をご覧ください。
岐阜・愛知を中心に、建物の種類や現場条件ごとの解体事例をご紹介しています。
建物滅失登記の申請
建物を解体したら、法務局で建物滅失登記の手続きを行います。
これは「この建物は取り壊されて存在しなくなった」と登記簿に記録する手続きです。
申請期限
工事完了から1ヶ月以内
(正当な理由なく申請を怠ると10万円以下の過料対象)
主な必要書類
- 建物滅失登記申請書
- 建物取壊し証明書
- その他解体業者に関する証明書類 など
※必要書類は申請方法や管轄法務局によって異なる場合があります。
施主自身で申請する場合、登録免許税はかかりません。
書類作成が難しい場合は土地家屋調査士へ依頼することも可能です。
解体工事で失敗しないためのポイント
追加費用が発生しやすい場合
解体工事では、事前に提出された見積もり金額から追加費用が発生する場合があります。
代表的な原因は以下の2つです。
地中障害物(埋設物)の発見
古い基礎や浄化槽が見つかった場合、撤去費用が追加発生します。
契約前に「地中障害物が出た場合の追加単価」について確認しておくと安心です。
室内残置物の放置
不用品(残置物)を大量に残していると、処分費用が増える原因になります。
家庭から出る残置物は原則として一般廃棄物にあたるため、解体工事で発生する廃材とは処分方法が異なります。
自治体のごみ収集や処理施設を利用して、処分できるものは着工前に片付けておくと、大幅な費用削減につながります。
自治体の補助金・助成金の活用方法
老朽化した空き家や危険な建物の解体に対して、多くの自治体が老朽空き家解体費補助金などの助成金制度を設けています。
自治体によっては、解体費用の3分の1〜2分の1程度(上限50万円前後)が補助されるケースもあります。
補助額や対象条件、申請時期は自治体によって異なり、交付決定前に契約・着工すると対象外になる場合もあるため注意が必要です。
解体を検討し始めた段階で、建物がある自治体の都市計画課や空き家対策窓口などへ相談してみましょう。
全体の流れを押さえて安心・スムーズに解体を進めよう
解体工事で起きやすいトラブルの多くは、事前の準備不足や手続きの漏れによるものです。
アスベストの事前調査や各種届出、工事完了後の「建物滅失登記」といった必須の手続きを正しく把握し、期日を守って進めましょう。
不用品の事前処分や補助金の確認など、費用面の準備も事前に行っておくことで、最後まで安心して工事を完了できます。
解体撤去の星は、岐阜県瑞穂市を拠点に、どんなに撤去が困難な場所でも柔軟に対応した解体工事を進めております。
お見積りだけでも歓迎ですので、解体に関してお悩みがある方はお気軽にご相談ください。


