家屋を解体する前のお祓い
2022年06月16日
先日、某現場にて建て替えにに伴う解体工事が始まりました。
その現場では、解体工事の前にお客様にてお祓いをされました。
そこで今回は、「解体工事前のお祓い」について掘り下げてみようと思います。
そもそも解体工事前のお祓いはしなきゃいけないのか・しなくてもよいのか・・・
地鎮祭とかは知っているけど、解体工事前のお祓いの存在自体も知らなかった・・・
大半の方がこのように思われているのでないでしょうか?
結論から申しますと
解体工事前に限らず「お祓い」は宗教的な儀式で、科学的な根拠はありません。
よって解体工事前のお祓いは してもしなくてもどちらでも良い・・ということです。
してもしなくてもどちらでも良い・・と言われると元も子もないですが、せっかくなので、もう少し掘り下げてみましょう!
【 解体工事前のお祓いとは❓ 】
お祓いと聞けばすぐに思い浮かべるのが、「厄払い」「八方除け」「新車のお祓い」「病除け」などでしょうか?それでは解体工事前のお祓いは何というでしょうか。
それは「解体清祓い(かいたいきよばらい)」といいます。
これまで家屋を守ってくれた神様に対して、見守ってくれた感謝と家屋の取り壊しの報告と、解体工事が無事に終わることを祈願します。
《 解体清祓いの豆知識 》
●どんなことをするの?
ご依頼する神社によって多少の違いはありますが、下記が執り行われます。
・修祓の儀(しゅばつのぎ)
・降神の儀(こうしんのぎ)
・献饌(けんせん)
・祝詞奏上(のりとそうじょう)
・清祓い(きよばらい)
・玉串奉奠(たまぐしほうてん)
・撤饌(てっせん)
・昇神の儀(しょうしんのぎ)
●お供え物はどうするの?
基本的には 米・酒・塩・水・野菜や果物などのお供え物を用意します。
ご自身で用意するのが基本ですが、神社によっては用意してくれるところもあるみたいですね。
●服装はどうすればいいの?
普段着で構いません。その日の天候に合った服装でよいのではないでしょうか。
●解体清祓いに掛かる費用は?
初穂料としては2~3万円が相場のようです。お供え物などで5千円~1万円程度は見ておいた方がよいでしょう。神社によっては出張費が1~2万円かかる場合もあるようです。なので費用としては全部で5~6万円程度見ておくと良いかもしれませんね。※あくまでも神社によりけりです。
⛩ 初穂料(はつほりょう)
初穂料とは神道での儀式で神前に奉納する金銭のことを言います。昔、その年に初めて収穫された米を神前に奉納していたことから、神前に奉納するお金を初穂料と言うようになったそうですよ。
解体清祓いで神主さんにお渡しする際の熨斗袋には、初穂料と書きましょう。
●その他のお祓いは?
もしも井戸の解体撤去が必要な場合は、「井戸祓い」を行います。井戸には水の恵みを与えてくれる神様が宿っているとされています。費用相場は2~3万円程です。また、樹齢数十年とか数百年とか、昔からある樹木には精霊が宿るとされております。そのため樹木を伐採する時には「樹木祓い」を行います。こちらも費用相場は2~3万円程度です。どちらも「解体清祓い」と同時に行います。
あとは、建物ではありませんが、お仏壇や神棚を取り壊したりする際には「魂抜き」を行います。お仏壇の場合は「精抜き」とも言いますね。仏様や神様の魂が宿るものから、物に戻してから取り壊しなどを行います。こちらの費用相場は3~5万円だそうです。
【 まとめ 】
記事の最初の方でも申しましたが、解体工事前のお祓いはしてもしなくてもどちらでも良いものです。宗教儀式のひとつであり科学的な根拠はありません。事故も無く安全に解体工事を最後まで終えることができたのは、現場作業員の皆さんが最後まで気を抜くことなく一所懸命に作業をしてくれたからです。
ただし、家は長い間 文句も言わずに、そこに住む人の生活や暮らしを守り、家族の成長を見守りながら、笑顔になることも涙が溢れてくることもたくさんの思い出を作ってくれました。そんな家とお別れする前に、感謝の気持ちを込めてお祓いを受けてもよいのではないでしょうか・・と個人的には思います。
どこの神社に頼んだらよいか分からない時は、まず解体業者に相談してみてください。
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