瑞穂市 ブロック塀等耐震改修補助事業
2023年09月28日
朝晩は幾分過ごしやすくなってきましたが、日中は暑い日が続いております。体調など崩されていないでしょうか。適度なエアコンの使用、水分補給、十分な睡眠時間 等々可能な限り対策をとりながら、日々の体調管理に取り組みましょう!
先日、当社の所在地でもあります、岐阜県瑞穂市の木造住宅除却費補助事業について取り上げてみましたがいかがだったでしょうか。
今回は何度か取り上げてはおりますが、もう一度ブロック塀改修の補助事業について、おさらいをしていきたいと思います。今回も当社が所在します瑞穂市を例に挙げております。すべての自治体で同様の補助事業が実施されているわけではありません。
ブロック塀等耐震改修補助事業
瑞穂市のホームページによると、地震に強いまちづくりを推進するため、地震発生時の倒壊による被害や避難路等の通行の妨げになるブロック塀の耐震改修工事を実施する者に対し、費用の一部を助成するもの・・とのことです。
■ 対象
1.コンクリートブロック造、レンガ造、大谷石等の組積造の塀(門柱を含む)
2.瑞穂市内にあるブロック塀で、通学路に面して設置されている塀
3.塀の長さが2m以上かつ高さが60㎝以上のもの
4.ブロック塀等を全て耐震改修や除却すること
5.所有者等が申請すること
※この他にも条件があります
≪少し解説≫
通学路に面して設置されている塀が対象となります。隣家・隣地との境に設置されているものは対象外です。また道路に面していても通学路でない場合もあります。必ず事前に確認しておきましょう。
■ 補助金額
次のうちいずれか少ない額に2/3を乗じて得た額以内を補助金として交付。補助金の限度額は30万円です。1000円未満の端数は切り捨てとなります。
1.ブロック塀の耐震改修面積1㎡当たり1万円を乗じた額
2.耐震改修に要する費用(消費税を除く)
≪少し解説≫
【例1】 ブロック塀の耐震改修面積が10㎡、工事費が12万円(税別)の場合
① 10㎡ × 1万円 = 10万円
② 12万円 × 2/3 = 8万円
よって、②の方が少ないので補助金は8万円となります。
【例2】 ブロック塀の耐震改修面積が45㎡、工事費が65万円(税別)の場合
① 45㎡ × 1万円 = 45万円
② 60万円 × 2/3 = 40万円
少ない方は②の40万円ですが、限度額が30万円なので補助金は30万円となります。
■ 申し込み
申し込みを行う前には事前相談が必要です。また、申し込みには次の書類が必要です。
1.ブロック塀等耐震改修事業補助金交付申請書
2.耐震改修工事の内容を表した図面(配置図、立面図)
3.耐震改修工事の見積書の写し
4.耐震改修前のブロック塀の写真
5.その他
≪少し解説≫
木造住宅除却工事費補助事業と同様に必ず申し込みを行う前には、瑞穂市 都市開発課への事前相談をしてください。解体工事業者に見積りを依頼する前でも良いかもしれませんね。耐震改修しようとしているブロック塀が対象条件に満たしていない場合は解体の計画にも影響するかもしれません。
■ 受付期間(令和5年度)
5月8日(月)~12月22日(金)まで (予定)
※土・日曜日及び祝日を除く。
※市が承認する前に耐震改修工事を行った場合は、補助対象となりません。
【 まとめ 】
9/26のニュース記事で「民家のブロック塀倒れ、通学途中の小学生大けが」というのを見ました。幸いにも小学生は、けがですみましたが、右足のすねを骨折、全治8週間という大けがです。少しでも早い回復を願うばかりです。
詳しい状況は現在調査中とのことですが、記事によるとブロック塀は高さ1.3mで幅が2.4mとのこと、児童が通う小学校では集合場所から学校までの通学路の安全点検は実施しているが、自宅から集合場所までの点検は不十分で今回の現場が危険という認識はなかったとのこと、ブロック塀がある住宅に住む男性によるとブロック塀は40年程前に設置し、近々フェンスにするつもりだったとのことです。
今回の現場は通学路ではなかったようですが、だからといって点検をしなくても良いというわけではありませんし、危険があればしっかりと対応をする。それが大人の役割、地域住民の一員としての役割ではないでしょうか。
事故の可能性を少しでもなくすため、まずはブロック塀の点検をしてみてはいかがでしょうか。そしてお住いの地域に補助金制度があれば、(もともとの目的は地域の安心や安全を守るための補助金制度です)是非活用して地域の安全に努めましょう。