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解体工事は雨天決行⁉

先月の5/29頃、東海地方の梅雨入りが発表され、いよいよジメジメ嫌な季節がやってきました。

平年より1週間程、昨年と比べると2週間程 早いようです。早く始まった分、早く梅雨が明けてくれれば良いのですが。

 

 

さて、雨天時の屋外での解体工事はどうなるのでしょう?

基本的には雨天決行となります。多少の雨であれば工事を実施します。

特に法令上の決まりはありませんが、「気象予報または警報等について常に注意を払い災害の予防に努める」と規定はされております。つまり雨天時に解体工事をする・しないは解体工事業者ごとの判断になるのです。

 

ただし、安全第一が最優先事項です。警報級の大雨時には工事を中止にする業者が多いんじゃないでしょうか。また、屋根の上に登って作業をする場合や地面がぬかるんで車輌の進入が難しい場合、家屋の一部のみ解体など雨漏れさせてはいけない場合などは工事を中止にすることが多いと思います。

 

 

 

それでは多少の雨であれば解体工事を実施するメリットをご紹介しましょう。

 

 

 

 


【 多少の雨であれば解体工事を実施するメリット 】

 

 

《 ほこりや粉塵の飛散を抑える 》

解体工事現場では・・特に木造家屋の解体工事の現場では、ほこりや粉塵が舞い散ることが多いです。そのため通常であれば水を撒いて壁や屋根、ほこりや粉塵が舞いそうな箇所を湿らせます。湿らすことによってほこりや粉塵の飛散を防止してから、壁を倒したり屋根を落としたり解体工事の作業を進めます。しかし、雨が降っていれば水を撒く必要はありません。

ホースを持って水を撒く作業員が、廃材の仕分けやコンクリート土間の斫りなど別の作業をすることができます。当初予定の工期よりも早く終わることができるかもしれません。

 

 

 

 

 

《 ご近所さまへの配慮 》

解体工事の着工前にはご近所さまへのご挨拶まわりをします。対策は取るとは言え、ほこり・粉塵・騒音・車両の通行でご迷惑をおかけする可能性があるからです。

しかし、雨が降っていればほこりや粉塵の飛散防止になります。雨の日は、基本的には洗濯物を外に干しません。そして窓は閉めますよね、窓を閉めれば騒音の軽減にもなります。

雨の日だけではありますが・・解体工事業者側の労力無しで、多少ではありますがご近所さまにご迷惑をおかけする可能性が減ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

     


    【 まとめ 】

    今回は“解体工事は雨天決行⁉”ということで、雨の日の解体工事について掘り下げてみましたがいかがだったでしょうか?結局はよほどの大雨でなければ、雨天決行をする業者が多いということ、なぜ雨天決行するのかというと、多少の雨の日であればほこりや粉塵の飛散防止になる、水撒き作業の手間が省ける、ご近所さまへご迷惑をおかけする可能性が多少減るというメリットがあるから という内容でした。

     

    とは言え、安全第一が最優先事項です。雨が降れば視界が悪くなります。高いところでの作業は危険です。地面がぬかるんで滑って転んだり車輌がスリップしたりする可能性もあります。

     

    多少の雨の”多少”は人それぞれだと思います。解体工事業者も安全を確保できるかどうかの判断は非常に難しいと思います。ただし、雨の中でも作業をしている現場があれば、それは業者としてその日の作業内容であれば雨の中でも安全に作業ができると判断してのことだと思います。

    そして何よりも、雨の中ビショビショになりながら、泥だらけになりながら、懸命に作業をしている作業員を見かけましたら、どうか温かい目で見ていただけると幸いです。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

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